昔話を聞く

今日は村の草刈りと直売所パスカルさんだのサンクスフェアでの対面販売が重なっていたので、夫はお野菜だけ先に出して草刈り後少し休憩してから対面販売に行ってきました。

村の草刈りは2、3カ月に1回あります。

村の住民や新規就農してその地域で耕作している人が集まって農道やため池の周りなどを草刈りします。

草刈り作業をしながら村の人たちと交流する良い機会でもあります。

公共の場所の草刈りは参加しないとペナルティがあります。これは、農家が多い地域では公共の場所の草刈りがとても重要なことからだと思います。(まちの自治会でも同じようなところは少なくないと思います)

畑を借りているところのお爺さんは会うといつも昔話を聞かせてくれるので、その話を聞くのが楽しいそうです。

今日は夫に畑を耕してくれる農耕牛の話を教えてくれました。

お爺さんが学生の頃(6、70年前?)は、まだトラクターや管理機すらなかった時代で、三田で初めてトラクターを買った人がいると聞けば、皆んなで自転車でトラクターを見に行ったりしたそうです。

まず牛の仲介業者がいて、子牛を連れて来て農家さんに売ると。

その子牛を2、3年農耕牛として飼った後は肉牛として仲介業者が買い取りに来て、育てた牛の買取価格と子牛の価格の差額をもらうそうです。

へぇー!!上手いことサイクルが出来てますよね。

「牛はどうやって畑を耕している時に止まったりするんですか?勝手にどこか行ったりしないんですか?」と夫が聞くと、子牛の時から躾けるから大丈夫なようです。

どうやったら止まるとか進むとか躾けるところを見てみたいですね。

当時裕福な農家さんはグレードの高い牛を飼ってたそうで、「〇〇さんは赤牛買ったそうだよー」と話題になったりしたんですって。赤牛、私も見てみたいです。

昔は田んぼ一反を一人(手植え)で1日で植えることが出来たら一人前と認められたそうです。

一人で植えるとなると早朝から夜までかかったそうで、一日中腰を曲げているので、腰が曲がってしまうんだとお爺さん。なので、腰に負担が掛からない曲げ方を教えてくれました。

このお爺さんは以前にも三田に初めてお相撲さんが巡業に来た話などを語ってくれ、とても興味深く聞きました。

昔話を聞くのは楽しいです。